視力回復エバンジェリストの大澤です。
今日はトレーニング編をお送りします。
よくこんな質問を受けます。
「視力が落ちてきたんですけど、よくなるでしょうか。」
それだけ聞かれても漠然としすぎていて、何とも答えられません。もう少し情報が欲しいですね。
少なくとも現在の視力がいくつで、近視暦はどれくらいで、最終的に視力をいくつまでアップしたいのか?
そこまで聞いてはじめて、「トレーニングしてみてはどうでしょうか」あるいは「そこまで進むと裸眼生活を実現するのは難しいですね」といったアドバイスができます。
さらに回復の可能性を見るのに屈折度数が重要です。
すでにメガネやコンタクトレンズのお世話になっている人なら、屈折度数はおわかりですね。屈折度数はフラクトメーターという機械で測定します。近視、遠視、乱視の度数を数値として知ることができるものです。
ランドルト環を使った視力測定は結構あいまいなところがあって、くっきり見えなくても切れ目がどっちにあるかわかります。しかも部屋の明るさや目の調子によって、見えたり見えなかったりします。視力表で測定した視力は指標としてはあいまいです。
ですから客観的な数値として、屈折度数がよい指標になります。この屈折度数をもとに目標設定をするといいです。
あなたの”屈折度数”に対する”裸眼視力の範囲”を見てください。この”裸眼視力の範囲”の上限を目標にしてください。
屈折度数が改善する場合もあるので、この範囲の上限が限界かというと、必ずしもそうではないのですが、第一目標としては妥当なところです。
漠然とよくなりたいと思っているだけでは前進しません。目標を設定すれば、それを達成するために何をすべきが見えてきます。
最後にトレーニングについて補足しておきます。
トレーニングと聞いて、腹筋とか、腕立て伏せといった筋トレをイメージする人がいるかもしれません。
ですが、毛様体筋のトレーニングは逆で、水晶体を薄くするには弛緩させる方向に作用させる必要があります。つまり力むのではなく、リラックス、脱力がポイントになります。
力んで見よう見ようとするのではなく、リラックスして見つめることでピントが合う瞬間が出てきます。そこを間違わないようにしてくださいね。