視力回復エバンジェリストの大澤です。
視力検査のときに、東西南北で答える人がいるそうです。
読み方は、トン、シャー、ナン、ペーじゃないですよね?!
また、乱視の女性で、ダブって見えるランドルト環を
『シャネル』と答える人もいるらしいです。
どんな視力検査だか。
ユーモアがあって面白いですね。
さて本題にはいります。
今回は、無理なくトレーニングを続ける秘訣についてです。
トレーニングによって視力回復を目指す場合に、障壁になるのは、モチベーションの弱さです。
例えば体重が90キロある人が、60キロに減らしたいと考えたときに、減量するのにどれくらいかかるでしょうか。
カロリーの摂取量を抑えながら、運動によって消費量を増やす。そんな努力を長く続ける必要があるでしょう。
視力回復トレーニングも同様です。
眼精疲労を抑えながら、眼筋トレーニングで調節能力を高めていく。この繰り返しです。
3日間トレーニングしたからといって、急に視力がよくなるようなことは、まずないと言っていいでしょう。
だからトレーニングで回復させた人が少ないわけです。
「継続は力なり」という言葉があります。
私がなぜ結果が全く保証されていない試視力表を使ったトレーニングを続けることができたのか?
その理由は、グラフを付けたことです。
単純な理由ですね。
毎日、トレーニングでどこまで見えたかを記録し、グラフにしたのです。
数日間変わらないこともあります。
その日のコンディションで良くなったり悪くなったり上下動もあります。
でも中長期的なスパンで見たときに、右肩上がりのグラフになっていれば、裸眼生活の実現に、着実に近づいていることが実感できます。
「レコーディング視力回復」をおすすめします。
ダイエットには「レコーディングダイエット」といって、毎日、何を食べたかを記録し、摂取カロリーを計算するのが効果的だそうです。
何事もそうですが、目標を達成するためには、達成したときのイメージを描けるかどうかが大事です。
ただ、いきなり1.5や2.0を目標にすると、実感がわきにくいし、気が遠くなります。
そのギャップが大きければ大きいほど、具体的な行動を起こしづらくなってしまいます。
あなたの目標が裸眼生活を手に入れることでしたら、まずは 0.3 あたりを目標にしてはいかがでしょうか。
ちなみに、トレーニングスタート時点の私の目標は裸眼で車を運転することでした。
あなたはどんな目標にしますか?
ここで、試視力表の使い方を補足しておきます。
ただ視力を測定するのが目的ではないので、正確な距離で測る必要はありません。
3メートル用の試視力表を3メートルの距離で見たら、
0.1すら見えない人もいることでしょう。
見えないものをぼんやり眺めていても、
ピントを合わせる能力を高めることはできません。
(まれに合ってしまうことはあります)
0.1が見えるところまで近づいたとしても、
次のターゲットである0.2は、いきなり2分の1の大きさになってしまい、
目標物としては適切ではありません。
ですから、0.5を基準にします。
0.5が見える距離まで近づいて
スイングしながら0.6を見つめるという具合にします。
トレーニングの目的は、
失っているピントを合わせる能力を取り戻すことです。
何となくぼんやりと見つめるのではなく、
今日はどこまで見えるのかを試すつもりで
ランドルト環の切れ目を見つめてください。
それを毎日繰り返して、1.0まで見えるようになれば、
2倍の視力アップを達成したことになります。
その時点で、0.02 が 0.04 になったのか、
0.05 が 0.1 になったのかは基準値次第ですが、
視力が2倍になったことだけは実感できるわけです。
トレーニングは裸眼でも矯正視力でもかまいません。
裸眼だと近すぎてしまう方は、
(0.05なら30cmまで近づかないと0.5の環が見えないので)
そこまで悪い方は、最初はメガネやコンタクト矯正した状態の方が、
無難かもしれませんね。
私は毎晩トレーニングを行っていましたが、
日中だと部屋の明るさが変わります。
グラフをつけて変化を記録する場合は、距離が同じでも同じ明るさで
測定しないと、見え方にばらつきが出てしまうので注意してください。
仕事柄、眼を酷使していて、眼精疲労がひどい場合は、
超音波治療器を併用するといいでしょう。
次回はこの、超音波治療器について触れたいと思います。
それでは、また。