「芸能人は歯が命」なんていうCMがありましたが、「野球選手は眼が命」というお話。
昨季限りで引退した新庄剛志氏が28日、引退の真相を公式サイト「CLUB SHINJO」で、プロ人生に幕を引いた理由が、視力の低下であったことを明かしました。
「野球をあきらめた原因は実は“目”だったんです。去年、開幕して一週間たった試合で急にボールがかすんで見えだし、特に右ピッチャーのカーブと左サイドスロー投手の時、最悪でした」(原文抜粋)。
引退は足の故障だと思っていた人も多いはず。日本ハムの中垣チーフトレーナーは「全く知らなかった」そうで、ひた隠しにしたままプレーを続けていたようです。
ボールが見えなくなることは、野球選手にとっては致命的なことです。
あのイチロー選手は、打席に入るとバットを縦に構える独特のポーズを必ず行いますが、あれは眼の焦点をスコアボードに合わせた後、バットへ焦点を変えることによって、ボールに対する動体視力を一時的に上げているとも言われています。
また、目を非常に大切にしているため、インターネットはおろかパソコンの画面を見ないといいます。メールですら弓子夫人任せにしているそうです。
パソコンの使用が、必ずしも視力低下をもたらすとは限りませんが、連続長時間の使用は眼の緊張を引き起こします。
適度に休憩を入れるなど、眼をいたわりながら使うことが視力低下の予防になります。