アカントアメーバに感染しない方法といっても、コンタクトを使っている限り、その危険性をすべて取り去ることはできません。
つまり、一番の解決策は、ソフトコンタクトレンズを使わなければいいわけです。
しかしそれも極端すぎる話です。そこで、コンタクトを利用しながらも、アカントアメーバの脅威から限りなく遠ざかるための方法をいくつか考えてみました。
● ソフトからハードに変える
アカントアメーバは、水分のあるところでしか繁殖できません。ハードレンズはソフトと違いレンズに水分を含んでいないので、ハードに切り替えれば、感染の危険性は下がるでしょう(それでも絶対ではありません)。
● お金の許す限りワンデー
ワンデーは朝付けて夜寝る前に捨てる、といった単純なものなので、ケアや保存自体が必要ありません。たとえば、2週間の使い捨てを開封したとします。すると、それから2週間のあいだ、たとえ使わない日が数日あったとしても、期限がくればレンズは捨てなければなりません。それを考えると、人によっては2週間のものよりもワンデーを利用したほうが効率良く済む場合もあるのではないでしょうか?
また、使わないレンズを数日間保存液に入れっぱなしにしておくのも不衛生です。たとえ使わなくても、レンズの保存液は毎日交換する必要があります。そんなケアがどうしても面倒くさく、サボりがちになってしまう方は、やはりワンデー向きかと思います。
● 極力メガネを使用する
毎日コンタクトレンズを付け続けていると、目は酸素を取り込めなくなり、ドライアイなどの症状を引き起こしはじめます。とくにパソコン業などをしている方にありがちですね。乾燥から角膜に傷がつき、菌が入り込んでしまう危険性も十分考えられます。モニターを長時間眺める仕事のときや、プライベートでは極力メガネを使用し、コンタクトの装着時間を減らすことも予防のひとつです。
▲コンタクトレンズ、MPSタイプの消毒液にご注意を
▲ソフトコンタクト利用者、感染症急増か (ニュース動画)
▲コンタクトレンズで失明?アカントアメーバの脅威
▲アカントアメーバに感染しないためにはどうすればいいか?前編
→アカントアメーバに感染しないためにはどうすればいいか?後編