食べながら予防!目によい食べ物は?

子供の近視を予防するために、目によい効果を持っていると考えられる成分が含まれている食材を 積極的に食卓へあげてみるのもひとつの方法なのではないかと思います。食材によっては、 子供があまり好まないものもあるかとは思いますが、好き嫌いをなくすためのひとつの機会だと思って、 挑戦してみていただきたくのもよいと思いますし、ある程度の年齢のお子様であれば、こういった食材 がどうして身体に必要なのかということを話してみる機会を設けてみるのもよいのではないかと思います。

目によい成分として、DHAやアントシアニン、ビタミンといった成分を挙げることができると思います。 では反対に、こういった目によいと考えられている成分は、どういった食材に多く含まれているものに なるのでしょうか?錠剤や顆粒状のサプリメント等を摂取するのであれば成分だけがわかれば十分かもしれ ませんが、大人と違い、子供にはできるだけ自然素材からこうした成分を吸収してもらいたいものです。 ここでは、毎日の食卓に上がりやすい食材の中から、目によい効果を持つ成分を持ち合わせているものを、 魚介類、肉類、野菜類(果実類含む)に分けて、見ていくことにしましょう。

魚介類

魚に多く含まれている目によい成分と言えば、DHAやビタミンA(レチノール)といった成分です。 子供にはあまり人気がないかもしれませんが、これらの成分を効率よく配合している食品が「ウナギ」です。 普通のウナギにも目によいとされる成分は含まれていますが、ウナギはウナギでもヤツメウナギは目に効く ことで有名なウナギです。いろいろと探してみていただきたいと思います。目によい食材であるとはいえ、 ウナギの価格はここのところ上がっている傾向にありますし、ウナギには小骨もありますので、小さな お子様向きの食材ではないかもしれません。ウナギだけではなく、ウナギと似た食材である「アナゴ」にも ビタミンAは含まれていますので、アナゴでちらし寿司を作るなどされるのもおすすめです。どちらにしても 小さなお子様に与える場合には小骨に注意をするとともに、細かく切るなどして、小骨も小さくなるように気を つけてさしあげていただきたいと思います。

ビタミンAは、朝食の定番である「サケの筋子」や「イクラ」にも含まれている成分です。イクラは特に 小さなお子様にも人気がある食材になりますので、おすすめです。サケの筋子やイクラといった食材には、 アスタキサンチンと呼ばれる抗酸化作用を持っている成分も含まれていますので、お子様だけではなく、いつまでも 綺麗でいたいお母様にとっても効果的な食材になりますので、非常におすすめです。また、サケの筋子には、 DHAも豊富に含まれていますので、脳細胞の活性化にも役立ってくれるものになっていると考えられます。 ほかにも「タラコ」やお寿司の定番、「マグロ」といった食材にもDHAが豊富に含まれていますので、子供の近視予防 にも非常におすすめの食材です。

ほかにも目によい効果があると考えられているタウリンという成分が豊富な食材として、 「アサリ」や「ホタテ」、「エビ」、「タコ」、「イカ」といった食材があります。これらの食材は毎日 の食卓にも比較的あがりやすい食材です。フライにしたり、スープやシチュー、ドリアのソースなどにしたり することで、お子様の好きなメニューに入れることができる食材です。タウリンはこれらの食材のほかにも 「ブリ」や「サバ」といった魚の「血合い」の部分にも豊富に含まれている成分になります。

このように見ていくと、目によい成分が含まれる食材がもっとも多いのは、魚介類になっていますね。 まずはお子様の好きな食材からでもまったく問題ないと思いますので、少しお子様が摂取できるように 気をつけてあげるところから始めていただけるとよいのではないかと思います。

肉類

魚介類に比べると肉類を好んで食べるお子様は多いのではないでしょうか?肉類の中にも目によいとされる 成分が含まれているものがあります。しかしとても残念なことに目によい成分とされるビタミンAが含まれて いるのは、子供にはあまり人気のない「レバー類」になります。レバーは、「牛レバー」、「鶏レバー」、 「豚レバー」といった種類がありますが、これらのレバーのうちどれでもお好きなものを選んでいただいて 問題はありません。レバーに含まれているビタミンAは「レチノール」と呼ばれているもので、緑黄色野菜などに 含まれているビタミンAである「ベータカロチン」の10倍近い効果があると考えられている成分になります。 つまり、レバーでなら、緑黄色野菜をたくさん摂るよりも手軽にビタミンAの補給をしていただくことができると考 えられます。

そうはいってもレバー嫌いの子供は多いものですから、レバーからだとなかなかビタミンAの補給は難しいかも しれないとお考えになられる方も多いと思います。レバーのほかにビタミンAを補給できる動物性の食材として、 「たまごの黄身」を挙げることができます。たまごの黄身でしたら、オムレツにしたり、ゆでたまごにしたり するなどしてさまざまな料理に加えたり、トッピングとして付け合せにすることもできると思いますので おすすめです。ただし、たまごにはアレルギーがある子もいると思いますので、念のため、注意をしてあげて いただきたいと思います。

ほかにも「牛乳」や「チーズ」といった乳製品にもビタミンAは含まれています。牛乳やチーズも好き嫌いが分かれる 食材ではありますが、カルシウムも豊富で成長期のお子様にとって必要な成分がたくさん含まれている食材に なりますので、おすすめの食材であるといえるでしょう。

野菜類

目によい食材は野菜類にもたくさんあります。野菜類の中でベータカロチンと言われる体内でビタミンAに変化 をする成分が多く含まれている食材として「緑黄色野菜」を挙げることができます。緑黄色野菜には、 「カボチャ」や「ニンジン」、「ホウレンソウ」といった食材があります。緑黄色野菜もあまり子供に人気が ある食材ではないかもしれませんが、ポタージュにしたり、手作りのケーキに練りこんだりするなどして、 お子様が摂取しやすい形で食卓にあげていただければと思います。ほかにも「ブロッコリー」や「ニラ」、 「コマツナ」、「オクラ」などといった野菜類にもベータカロチンは多く含まれています。

どうしても野菜が嫌いで、においや色からでも野菜が入っていることを見抜くので、ちょっと難しいという 方もいらっしゃるのではないかと思います。野菜嫌いのお子様には、たとえば、「スイカ」や「ビワ」、 「アンズ」といった甘いものからデザートやおやつ感覚でベータカロチンが摂取できるようにしてあげるの もよいのではないかと思います。

目によい食材としてほかにも「アントシアニン」が配合されている食材を挙げることができます。 アントシアニンは、「ブルーベリー」や「アメリカンチェリー」、「モモ」などといったフルーツ にも豊富に含まれている成分です。こうした食材はジャムや100パーセントジュースという形で毎日 摂取することが可能な食材ですので、子供の近視予防に非常に適しています。ほかにもアントシアニン は、「ムラサキイモ」や「アズキ」、「クロマメ」、「ナス」といった食材にも含まれている成分です ので、いろいろな形で摂取していただくことができます。

また、これらの食材のほかに、「リンゴ」の皮の部分にもアントシアニンは配合されていますので、 ブルーベリーやアメリカンチェリーも同じように有機栽培のものを購入されて、皮ごと食されることを おすすめしたいと思います。

アントシアニンが含まれている食材はほかの食材に比べて子供でも比較的摂取しやすいものが多くなっている と思いますので、まずはこういった食材から取り入れていかれるのもよいのではないかと思います。

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