非常に残念ながらオルソケラトロジーに向かない人も中にはいらっしゃいます。オルソケラトロジーを始める前には必ずオルソケラトロジーに向いているかどうかの検査を受けることになります。その際、眼圧が非常に高めの方の場合は、オルソケラトロジーを受けることができない場合があります。また、近視が非常に強い方や、不正乱視の方の場合もオルソケラトロジーで十分な結果を得ることができないと判断されることがあるようです。近視が非常に強い方の場合でも、レーシック手術が可能な場合があります。視力回復を切に希望される方は、オルソケラトロジーを検討されると同時にほかの治療法についても検討してみてはいかがでしょう。
オルソケラトロジーはレーシック手術と比べると、お子様でも治療を受けることができるのが特長です。小さなお子様や若い方の方が高い効果を得られると考えられています。早いうちにオルソケラトロジーを受けることは非常に有効なことだと考えられます。とはいえ、あまりに小さいお子様の場合は当然ながらオルソケラトロジーを受けていただくことはできなくません。オルソケラトロジーは病院によっては、7歳位から受けられる場合もあるようですが、多くの病院では、オルソケラトロジーを受けられる年齢は10歳から、65歳位までとなっています。小さいお子様だけではなく、65歳以上の方も眼圧の高さや目の状態などによってオルソケラトロジーを受けていただくことができないことがありますので、ご高齢の方でどうしてもオルソケラトロジーの治療を受けてみたいとお考えの方は、眼科のお医者様とよくご相談いただきたいと思います。
オルソケラトロジーはほかにもコンタクトレンズを目にいれることに問題のある疾患がある場合には、治療を始めることができない場合もあります。例えば、目の花粉症がひどい方やアレルギー性の結膜炎がひどい方なども、オルソケラトロジーを受けられないケースがありますので、お医者様とよく相談していただきたいと思います。